蛇口からしたたり続ける水。湿ったシンク下の収納。業者を呼ぼうにも、いくら請求されるのか見当がつかないままでは、電話をかける手が止まってしまいます。
水漏れ修理に全国共通の定価はありません。この記事では、箇所ごとの料金の目安を先に示したうえで、提示された見積もりが妥当かどうかを見分ける方法をお伝えします。
※本文に記載の金額は、2026年7月現在、複数の修理会社が公開している料金をもとに整理した目安です。実際の料金は修理内容や現場の状況によって変動します。
水漏れ修理の料金相場|まずは箇所別の目安を確認

修理料金は、症状の軽さと、どこまで手を入れるかで決まります。全体像はこの3段階です。
- 部品の交換や締め直しで直る場合:5,000〜30,000円前後
- 蛇口や便器など設備そのものを交換する場合:20,000〜100,000円前後
- 壁の中や床下の配管を修理する場合:50,000〜200,000円前後
同じ「蛇口の水漏れ」でも、パッキンを替えるのか本体ごと交換するのかで10倍近い差が出ます。まずはご自宅の症状に近いものを探してみてください。
蛇口・キッチン・洗面所の水漏れ
閉めても吐水口から水滴が落ちる、ハンドルの根元からにじむ、シンク下の収納が濡れている。このあたりが代表的な症状です。
| 作業内容 | 料金の目安 |
| ナットの締め直し・パッキン交換 | 5,000〜15,000円前後 |
| カートリッジ交換 | 10,000〜25,000円前後 |
| 給水ホース・フレキ管の交換 | 8,000〜25,000円前後 |
| 排水トラップの部品交換 | 10,000〜25,000円前後 |
| 蛇口本体の交換(単水栓) | 15,000〜30,000円前後 |
| 蛇口本体の交換(混合水栓) | 25,000〜60,000円前後 |
| 洗面化粧台ごとの交換 | 80,000円以上 |
吐水口からのポタポタは、必ずしもパッキンが原因とは限りません。シングルレバーの混合水栓では内部のカートリッジが傷んでいることが多く、部品代が上がるぶん総額も2万円前後に届きます。
シンク下では、給水側か排水側かで緊急度が変わります。給水管は水圧がかかっているため使っていなくても漏れ続けますが、排水側は水を流したときだけ漏れることがほとんどです。
トイレの水漏れ
トイレは漏れる箇所が多く、原因によって金額が大きく動きます。
| 作業内容 | 料金の目安 |
| パッキン交換 | 5,000〜15,000円前後 |
| 給水管・止水栓の修理 | 6,000〜25,000円前後 |
| フロートバルブ・ボールタップ交換 | 8,000〜30,000円前後 |
| タンク脱着を伴う修理 | 20,000〜40,000円前後 |
| 便器と床の接続部の修理 | 15,000〜40,000円前後 |
| 温水洗浄便座の交換 | 30,000〜100,000円前後 |
| 便器・タンク本体の交換 | 100,000円以上 |
水が止まらないという症状は、大半がタンク内の部品の劣化によるものです。。調整やパッキン交換で直れば1万5,000円以内、部品交換が必要でも3万円以内に収まるのが一般的です。
金額が跳ね上がるのは、便器を外す作業が入るときです。床との間から水が出ている場合、原因は接続部とは限らず、床フランジの劣化、タンクから伝った水、結露なども考えられます。排水接続部が原因なら脱着が必要になり、タンク内の部品交換とは費用の桁が変わります。
浴室・洗濯機・配管まわりの水漏れ
浴室の水栓は温度調整や切替の機構を備えているぶん、キッチンの蛇口より部品代も工事費も高くつきます。
| 作業内容 | 料金の目安 |
| シャワーヘッド・ホースの交換 | 5,000〜20,000円前後 |
| 浴室水栓の部品交換 | 8,000〜30,000円前後 |
| 浴室水栓の本体交換 | 30,000〜60,000円前後 |
| 洗濯機の給水ホース交換 | 8,000〜20,000円前後 |
| 洗濯機用水栓の交換 | 15,000〜30,000円前後 |
| 露出配管の接続部修理 | 10,000〜30,000円前後 |
| 配管の部分交換 | 20,000〜50,000円前後 |
| 排水管の詰まり除去・高圧洗浄 | 20,000〜40,000円前後 |
洗濯機まわりは1万円前後で収まることが多い一方、ドラム式のように重い機器を動かす場合は、人員追加として2万円前後が加算されることがあります。
配管の交換範囲が広い場合や、壁や床を開ける必要がある場合は、表の金額を超えます。詳しくは次の章で説明します。
給湯器は、部品交換で済むのであれば2万5,000円以内に収まることがほとんどです。ただし本体付近の水がドレン排水であることもあり、ガスと電気が関わる機器のため、自分で分解せず専門業者やメーカーに確認してください。
ここまでが箇所別の目安です。ただし同じ症状でも、部品の劣化具合や設備の年式によって作業は変わります。金額を確定できるのは現地を見てからですので、電話の段階では「この症状ならいくらくらいか」を聞き、作業前に正式な見積もりを受け取る流れが安全です。
見積書はここを見る|料金の内訳と総額の考え方

見積書を見て「思っていたより高い」と感じたとき、その理由が作業工賃にあるとは限りません。何にいくらかかっているのかが分かれば、金額の見え方は変わります。
総額は「作業工賃+部品代+出張費」が基本
修理費用の中心になるのが作業工賃です。目安は次のとおりです。
| 作業内容 | 工賃の目安 |
| パッキンの交換 | 3,000〜5,000円 |
| 蛇口の修理・調整 | 5,000〜8,000円 |
| トイレタンク内の部品交換 | 8,000〜15,000円 |
| 配管の接続部分の修理 | 10,000〜20,000円 |
| 水道管の交換 | 20,000〜50,000円 |
ここに部品代と出張費が加わります。部品代は物によって桁が変わり、ゴムパッキンなら数百円、混合水栓のカートリッジは1万円を超えることも。出張費の相場は2,000〜5,000円で、無料としている会社も少なくありません。
そのほか、有料駐車場を使った場合の実費や、取り外した設備の廃材処分費が加わることもあります。「水栓交換一式50,000円」ではなく、取り外し5,500円、取付11,000円、本体27,500円と分かれた見積書であれば、どこにいくらかかっているのかが読み取れます。
見えない場所の漏水は、調査費と復旧費が加わる
壁の中や床下の漏水は、費用の成り立ちが変わります。漏れている場所を探すところから始まり、修理が終わっても建物を元に戻す工事が残るためです。
- 漏水調査:8,000〜50,000円(音聴調査、漏水探知機、ガスを使う調査で変動)
- 配管の交換:1メートルあたり10,000〜30,000円程度
- 壁や床の解体を伴う場合:50,000〜200,000円
- 内装の復旧:クロスや床材の張り替えで数万円から十数万円
交換した配管が数十センチでも総額が10万円を超えるのは、この構造によるものです。配管の修理と内装の復旧で担当が分かれる会社もあるため、受け取った見積書が配管修理だけの金額なのかどうかは必ず確かめてください。
「3,000円から」は総額ではなく作業の開始料金
サイトでよく見かける「3,000円から」という表示は、最も簡単な作業に適用される開始料金です。ここに部品代や、必要に応じて調査費、夜間の割増が加わります。
困るのは、それを総額だと思い込んだまま依頼してしまうことです。消費者庁も2025年7月31日、「水道つまり漏れ2,980円~」といった低額表示をしながら高額な料金を請求する業者について注意喚起を行っています。
出典:消費者庁「ウェブサイト上では低額な料金を表示しているが、実際には高額な料金を請求する水回りトラブル対応業者に関する注意喚起」
対策はひとつ、電話の段階で総額を聞くことです。確定額までは出せなくても、その料金で対応できる作業の範囲と、どこから追加になるかは答えられるはずです。
見積もりが高いと感じたときのチェックポイント

数万円、数十万円と提示されると身構えてしまいますが、水漏れ修理には金額が上がるだけの事情が存在する場合もあります。分かれ目は、その事情に納得できるかどうかです。
料金が上がる理由に説明がつくか
金額が大きくなるのは、たいてい次のいずれかに当てはまるときです。
- 漏水箇所が壁の中や床下にあり、調査と開口が必要
- 便器や洗面ボウルを取り外さないと修理できない
- 部品が廃番で、本体ごと交換するしかない
- 夜間や休日の対応(3,000円前後の定額加算、または通常の1.5〜2倍)
- 狭い床下や高所など、複数人での作業が必要
- 修理後に壁や床の復旧工事が必要
このうち説明が省かれやすいのが、部品の廃番による本体交換です。提案自体が不当とは限りませんが、既存設備の型番、故障している部品、部品の供給状況、修理できない理由は確認しておきましょう。故障箇所を見せず供給状況も説明しないまま高額な交換だけを勧められるようなら、別の業者にも見てもらう選択があってよいと思います。
見積書で確認したい8つの項目
作業に入る前に、次の項目が書かれているかを見てください。
- 会社名と所在地
- 故障している部品と、行う作業の内容
- 部品のメーカーと型番
- 工賃と部品代が分かれているか
- 基本料金や出張費が作業料金に含まれるか
- 廃材処分費と、壁や床の復旧費
- 追加料金が発生する条件
- 保証の内容と、税込の支払予定額
壁を開けた後に想定外の腐食が見つかるなど、作業前には分からない事情が生じることはあります。そこで問われるのは、いったん手を止めて状態を説明し、追加料金を提示して承諾を得てから再開するかどうか。追加料金が絶対に出ない業者を探すより、追加時に再見積もりを出す業者を選ぶ方が現実的です。
広告とかけ離れた請求を受けた場合は、広告画面や見積書、写真、領収書を保管してください。国民生活センターは、見積もりのために呼んだ事業者とその場で契約した場合などは、支払い後でも書面の受領日を1日目として8日以内ならクーリング・オフできると案内しています。消費者ホットライン188へ相談しましょう。
出典:国民生活センター 消費者トラブルFAQ「【修理・トイレ】高額請求されて支払った。返金してほしい。」
相見積もりを取るか、すぐ頼むかの見極め
複数の業者から見積もりを取ることは、各地の水道局も利用者に勧めています。たとえば横浜市水道局は、工事の内容、所要時間、概算額の説明を受けたうえで、なるべく複数の事業者から見積書を取るよう案内しています。見積もりが有料の場合もあるため、事前の確認も必要です。
比較する時間を取りやすいのは、止水栓を閉めれば水が完全に止まる、被害が広がっていない、本体交換や配管全体の交換を提案された、見積額が10万円を超えている、といった状況です。
反対に、次の場合は比較より被害の抑制を優先してください。
- 水が勢いよく噴き出している、元栓を閉めても止まらない
- 天井や壁、床へ水が広がっている
- 集合住宅で階下へ漏れるおそれがある
- 電気設備や家電が濡れている
- 唯一のトイレや水回りが使えない
緊急のときでも、大規模な工事までその場で契約する必要はありません。まず応急処置で被害を止め、本格的な修理は翌日以降に複数社へ相談する進め方もあります。
修理費用の負担を軽くする方法

修理費そのものを値切るより、使える制度を確認する方が現実的です。ただし、どれも「必ず使える」ものではありません。条件を正しく知っておくことが、結果的に無駄な期待を避けることにつながります。
火災保険が使えるのは「漏水で濡れた壁や家財」
火災保険の水濡れ補償では、給排水設備の事故に伴う漏水によって建物や家財に生じた損害が対象になる場合があります。濡れてしまった壁、床、天井、家具、家電などが該当します。
一方、給排水設備自体に生じた事故については補償されないと案内されています。老朽化した配管の交換費用や蛇口の修理費は対象外になりやすい、ということです。
出典:東京海上日動火災保険「【火災保険】給排水設備事故の水濡れ等における、「給排水設備」とは具体的に何ですか?」
補償の有無は契約内容や原因で変わります。修理の前後で写真を残し、見積書とあわせて保険会社へ確認してください。
水道料金の減額制度は自治体ごとに条件が違う
メーターを通った水量の料金は、原則として利用者の負担です。ただし地中や壁の中など露出していない給水管からの漏水は、一定の基準を満たせば減額する制度を設けている自治体があります。条件も減額の割合も自治体ごとに違うため、まずはお住まいの地域の水道局に確認してください。
横浜市の例を挙げます。同市では、増えた水量をすべて減らすのではなく利用者も一部を負担する仕組みで、修理費用を補助する制度でもないと明記されています。漏水を知りながら修繕しなかった場合や、蛇口の閉め忘れによる漏水は対象外です。
出典:横浜市「漏水(水漏れ)に伴う水道料金等の減額について」
申請には修理したことが分かる書類が必要になるため、請求書や領収書は保管しておいてください。
賃貸なら、修理を頼む前に管理会社へ連絡する
賃貸住宅では負担者が原因によって変わります。国土交通省のガイドラインでは、経年変化や通常の使用による損耗の修繕費用は賃料に含まれ、借主の故意や過失による損耗は借主の負担とされています。
またQ&Aでは、修繕が必要になった場合に貸主へ通知せず階下まで被害が広がったときは、損害賠償を求められる可能性があるとされています。
出典:国土交通省「「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」(再改訂版)のQ&A」
自己判断で業者を手配すると、費用を自己負担することになりかねません。止水と撮影を済ませたら、まず管理会社か貸主へ連絡してください。
水道レスキューPROの料金と依頼の流れ

料金の不安を減らすには、金額が決まるまでの流れが見えていることが何より大切だと考えています。当社がどう対応しているかをご説明します。
出張費とお見積もりは無料
水漏れ修理は作業料金3,000円から承っています。出張費とお見積もりのご提出まで無料ですので、「呼んだら断れないのでは」という不安を抱えたままお待ちいただく必要はありません。
ご相談は24時間365日受け付けています。水漏れは夜間や休日にも起こりますが、深夜だからと朝まで待つ間に、床や階下へ被害が広がってしまうことも少なくありません。
各エリアを巡回しているスタッフが現場に近いところから向かうため、お電話をいただいてから到着までの時間を抑えられます。止水栓の位置が分からない、閉めても水が止まらないといった場合は、到着までの応急処置もお電話でご案内します。
作業前に料金を提示し、ご納得いただいてから着手
現地で水漏れの原因と必要な作業を確認したうえで、作業前に料金をご案内します。内容と金額をご確認いただき、ご納得いただいてから作業に入ります。
他社でお見積もりを受けた後、金額や作業内容が気になっているという段階でもかまいません。見積書に書かれた作業名と交換部品、総額をお伝えいただければ、内容を確認してご案内します。
修理から内装の補修までまとめて対応
蛇口やトイレの水漏れはもちろん、給水管や給湯管の漏水調査、配管の交換にも対応しています。修理後に必要となるフローリングやクロス、タイルの補修まで一括してご相談いただけるため、工事の途中で別の業者を探す手間がかかりません。
お電話の際に、水漏れしている場所と設備の型番が分かるとお話が早く進みます。型番は蛇口の根元や便器のタンク側面、洗面台の扉の裏などに貼られていることが多いので、可能であればご確認ください。
水漏れ修理の料金についてよくある質問

見積もりを断ったら料金はかかりますか
業者の料金体系によって異なります。出張費と見積もり費がともに無料の会社もあれば、修理をしなかった場合でも出張診断料がかかると明示している会社もあります。目視の見積もりは無料でも、分解した後や漏水探知機を使った調査から料金が発生する設定もあります。
依頼前に、来てもらうだけで費用が生じるのか、断った場合も無料なのか、キャンセル料はいつから発生するのかを確認しておくと安心です。
夜間や休日は、どのくらい高くなりますか
全国共通の基準はありません。1回につき3,000円前後の定額を加算する会社、料金の一定割合を上乗せする会社、割増を設けていない会社があり、通常の1.5〜2倍になるケースも見られます。
止水栓で完全に水を止められ、被害が広がらない状況であれば、通常の時間帯まで待つことで費用を抑えられます。反対に、階下への漏水や電気設備への浸水が心配なときは、割増を払ってでも早く止めた方が結果的に安く済みます。
水道局指定の業者を選べば料金も安心ですか
水道局指定給水装置工事事業者は、水道法で定められた全国一律の要件を満たし、各水道事業者から指定を受けた事業者です。工事を適正に行うための体制が確認されている点は判断材料になります。
ただし、指定制度は料金の安さやトラブルが起きないことを保証する制度ではありません。たとえば横浜市水道局では、給水装置は私有財産であり水道工事の契約に水道局は介入できないとしたうえで、工事内容や概算額、請求の内訳を利用者自身で確認するよう求めています。
まとめ|料金は「総額」で確認し、作業前の見積もりで判断する
水漏れ修理の料金は、パッキン交換や締め直しなら5,000〜15,000円前後、部品交換で1万〜3万円前後、蛇口や便器の本体交換で2万〜10万円前後が目安です。壁の中や床下の漏水になると、調査から内装復旧までが積み重なり、10万円を超えることも珍しくありません。
広告に出ている「◯◯円から」という表示は、最も簡単な作業に適用される開始料金です。判断するときは、出張費、調査費、工賃、部品代、割増、復旧費まで含めた税込総額と、追加料金が発生する条件を確認してください。
水漏れに気づいたら、まず止水栓や元栓を閉めて被害を抑え、作業前に見積もりを受け取ったうえで依頼しましょう。この順番を守るだけでも、料金をめぐる行き違いはかなり減らせます。水道レスキューPROは、出張費とお見積もりが無料です。まずはお電話でお困りの状況をお聞かせください。
