蛇口の水漏れは、内部のゴム部品やカートリッジがすり減って起こることがほとんどです。ただし、どこから漏れているかによって、原因の部品も直し方も変わります。同じポタポタでも、単純なパッキン交換で済む場合と、業者を呼んだほうが早い場合に分かれます。
この記事では、まず水を止める応急処置から、漏れる場所ごとの原因の見分け方、自分で直せる範囲と業者に任せるべき範囲までを、順番に説明します。
蛇口の水漏れに気づいたら、修理より先に水を止める

最初にすべきなのは、原因を調べることではなく水を止めることです。
理由は2つあります。1つは、修理の途中で部品を外した瞬間に、水が勢いよく噴き出す場合があるためです。もう1つは、レバーの下や蛇口の付け根から漏れていると、水が床や収納の内部にまで回り込むためです。
まずは止水栓の閉め方を確認しましょう。閉められない場合は元栓に切り替えます。そのうえで、本当に蛇口から漏れているのかを見極めます。この3ステップが応急処置の全体像です。
蛇口ごとの止水栓を閉めて給水を止める
キッチンや洗面台なら、シンク下・洗面台下のキャビネットを開けてください。給水管と給湯管が通っていて、それぞれに止水栓が付いています。ここを閉めれば、その蛇口だけ給水が止まります。家中の水を止める必要はありません。
止水栓の形は主に4種類です。
- 手で回すハンドルタイプ
- マイナスドライバーで回す溝付きタイプ
- 配管が曲がる位置に付くアングル型
- 直線の配管に付くストレート型
いずれも時計回りで閉まります。シングルレバー混合水栓には水側とお湯側の2本がつながっているため、両方とも閉めてください。片方だけでは、もう一方から水やお湯が出続けます。
閉めたらレバーを開き、水もお湯も出ないことを確かめます。このとき何回転で閉まったかを覚えておくと、修理後に元の水量へ戻しやすくなります。
止水栓が見つからない・固くて回らないときは元栓を閉める
止水栓が見当たらない、止水栓自体から漏れている。そんなときは家全体の元栓を閉めます。
元栓の場所は住まいによって違います。戸建て住宅なら、敷地内の地面にある水道メーターボックスの中。マンションなら、玄関脇のパイプスペースなどに水道メーターと並んでいます。中のバルブを時計回りに回せば水が止まります。
閉めた直後は、配管に残っていた水がしばらく出続けます。これは異常ではありません。また、修理後にバルブを開けるときは、中途半端な位置で止めず全開にしてください。半開のままだと水量が安定しません。
なお、長年動かしていない止水栓は固着していることがあります。次のような状態なら、力を加えず元栓側で止めるほうが安全です。
- まったく動かない、または異常に重い
- ドライバーの溝がつぶれそうになっている
- 回すと止水栓の根元ごと動く
- 回した瞬間に水がにじみ始めた
濡れた場所を拭き取り、水はねか水漏れかを見分ける
水を止めたら、床や収納の中を拭き取ります。シンク下が濡れている場合は、収納物を出して扉を開け、内部を乾かしてください。湿ったままだと収納板が膨らみ、カビの原因にもなります。
ここで一度立ち止まりましょう。蛇口の根元が濡れていても、水漏れとは限りません。手洗いの水はねや、濡れた手でレバーを操作したときの水が残っているだけ、というケースは意外と多いものです。
見分け方は簡単です。
- 蛇口と周囲を乾いた布で完全に拭く
- 蛇口を使わずに30分ほど置く
- 同じ場所がまた濡れてきたら水漏れの可能性が高い
どこから出ているか分からないときは、乾いたキッチンペーパーを当てて探します。レバーの付け根、ハンドルの下、パイプの接続部の順です。水は表面を伝って下に落ちるため、高い位置から順に当てると漏れ口にたどり着きやすくなります。
漏れている場所から水漏れの原因を見立てる

蛇口の水漏れは、漏れている場所によって原因の部品がほぼ決まっています。裏を返せば、場所を特定できれば必要な部品も次の一手も見えてきます。
ただし、一つ落とし穴があります。水は本体や配管を伝って移動するため、濡れている場所と漏れ口は一致しないことがあるのです。レバーの下が濡れていると思ったら、上のすき間から出た水が回り込んでいた、という例も珍しくありません。
まずは全体像を確認してください。
| 漏れている場所 | 主な原因 | 対処の目安 |
| 単水栓の吐水口 | ケレップ(コマパッキン)の劣化 | 適合部品があれば自分で交換できる |
| ハンドルの根元 | 三角パッキン、スピンドルの劣化 | 締め直しかパッキン交換で対応できる |
| 吐水パイプの根元 | Uパッキン、リングの劣化 | 向きに注意すれば自分で交換できる |
| シングルレバーの吐水口・レバー下 | バルブカートリッジの劣化 | 型番に合う部品が必要。専用工具を使う製品は業者へ |
| 蛇口と壁のすき間 | シールテープの劣化、接続部の腐食 | 壁の中の配管を傷めるおそれがあるため業者へ |
| 壁付水栓と取付脚の間 | 取付脚のパッキン劣化 | ナットを均等に締めても止まらなければ業者へ |
| シンク下・洗面台下 | 給水ホース、接続ナット、シャワーホース | まず給水側か排水側かを切り分ける |
吐水口からポタポタ落ちるのは止水部品の劣化
蛇口の先から水滴が落ち続けるのは、内部で水をせき止めている部品がすり減ったサインです。
ハンドルを回すタイプの蛇口では、原因の大半がケレップにあります。ケレップは、ハンドルを閉めたときに給水口を塞ぐゴム付きの部品です。このゴムが硬くなったり削れたりすると、閉めきってもわずかなすき間が残ります。
レバー1本のシングルレバー混合水栓では、バルブカートリッジが原因です。水量と温度を調節している心臓部で、内部がすり減ったりゴミをかみ込んだりすると止水できなくなります。
ただし、止めた直後に数滴落ちて、すぐ止まるものは故障ではありません。シャワーヘッドに残った水が落ちてくる現象で、しばらくすると自然に止まります。数分たっても同じ間隔で落ち続けるかどうかが判断の分かれ目です。
ハンドルの根元やレバーの下がにじむのはパッキンの摩耗
ハンドルの下からじわりとにじむ場合、疑うべきは三角パッキンです。ハンドルの軸まわりを密閉している部品で、ゴムが硬くなると水を止めきれなくなります。
単にナットが緩んでいるだけのこともあります。その場合は締め直せば改善します。ただし、いきなり強く締めるのは厳禁です。少しずつ締めながら、水が止まり、なおかつハンドルが無理なく回る位置で手を止めてください。力任せに締めると、ネジ山や周囲の部品を傷めます。
シングルレバー水栓でレバーの付け根から漏れる場合は、カートリッジの劣化に加え、押さえの緩みや内部のゴミも考えられます。
このタイプで注意したいのが「共回り」です。ナットを回したときに蛇口本体まで一緒に回ってしまう状態を指します。本体が動くと下の給水ホースにねじれの力がかかり、別の場所から漏れる原因になります。
吐水パイプの根元や壁との接続部から漏れる場合
左右に振れるパイプの根元から漏れるときは、Uパッキンとリングの劣化です。使うたびに動く部分なので、ほかの箇所より早くすり減ります。
ナットの緩みなら締め直しで止まることもあります。改善しなければ部品交換です。このときUパッキンには向きがあり、逆に入れると水は止まりません。外す前に写真を撮っておくと確実に戻せます。
壁から蛇口が出ているタイプで、蛇口と壁のすき間から漏れている場合は、接続部のシールテープが劣化しています。ただし修理には本体を壁から外す必要があり、壁の中の配管は状態を確認できません。古い住宅では、回した拍子に配管まで動くこともあります。赤サビや緑青が出ているなら、自分で外さないでください。
浴室などで、本体と壁側の取付脚の間から漏れている場合は、脚部のパッキンが原因です。左右のナットは均等に締めます。
シンク下や洗面台下が濡れているときの確かめ方
蛇口まわりに異常がないのに収納の中が濡れている。このときは給水側と排水側のどちらから漏れているかを切り分けます。判断は水を使うタイミングで分かります。
水をまったく使っていないのに濡れる場合は、給水管や給湯管、止水栓、接続ホースが疑わしい状態です。常に水圧がかかっている部分なので、早めに止水栓を閉めてください。
水を流したときだけ濡れる場合は、排水管や排水トラップ、シンクとの接続部が原因の可能性があります。この場合、止水栓を閉めても漏れは止まりません。収納物を避難させ、使用を控えて点検を依頼しましょう。
引き出し式シャワー水栓では、ホースの亀裂や水受け容器のあふれによって水漏れが生じることがあります。ホースを引き出したタイミングでのみ濡れる場合は、これらが原因と考えられます。
蛇口の種類によって原因になる部品は変わる

同じ「吐水口からポタポタ漏れる」でも、蛇口の構造が違えば交換する部品は別物になります。
外見が似ていても中身は異なり、部品の形やサイズはメーカーごとに決められています。とりあえずホームセンターでパッキンを買ってきたものの、合わずに終わった。これは水漏れ修理でよくある失敗です。
自宅の蛇口がどのタイプかを確かめてから、適合する部品を調べる。この順番を守れば、無駄な買い物も分解のやり直しも避けられます。代表的な4タイプを見ていきましょう。
単水栓とツーハンドル混合水栓はパッキンが主な原因
単水栓は、ハンドルを1つ回して水かお湯のどちらかを出す蛇口です。屋外の立水栓、洗濯機置き場、古いキッチンや手洗い場で見かけます。
このタイプは構造が単純で、水漏れ修理のなかでは自分で対応しやすい部類に入ります。内部はハンドル、キャップナット、三角パッキン、スピンドル、ケレップといった部品の組み合わせで、市販の交換部品も手に入りやすいためです。
ツーハンドル混合水栓は、水側とお湯側にハンドルが1つずつ付いたタイプで、古い浴室や洗面台に多く残っています。ハンドルの中身は単水栓とほぼ同じ構造のため、考え方も変わりません。
ただし、水側とお湯側では使う頻度も水温も違います。片側を交換したあと、しばらくしてもう一方から漏れ始めるのはよくあることです。
シングルレバー混合水栓はバルブカートリッジが要になる
レバー1本で水量と温度を調節するタイプで、いまのキッチンや洗面台で最も普及しています。
このタイプの水漏れは、ほぼバルブカートリッジに集約されます。水とお湯の混合、流量、止水のすべてを1つの部品が担っているためです。吐水口からのポタポタも、レバー下のにじみも、原因はここに行き着きます。
厄介なのは、カートリッジが汎用部品ではないことです。メーカーや製品ごとに形も取り付け方式も違います。KVKも、カートリッジは品番によって異なるためカタログで選ぶよう案内しています。外観が似ていても中身が同じとは限りません。
交換の工程も多く、本体が共回りしないよう専用工具で固定することを前提にした製品もあります。単水栓のパッキン交換とは別物と考えてください。
サーモスタット水栓とタッチレス水栓は分解を前提にしない
この2種類は、自分で分解する対象から外して考えてください。
浴室で多いサーモスタット混合水栓は、温度調節カートリッジ、開閉バルブ、切替弁、逆止弁などが組み合わさっています。部品が多く、組み立てを誤ると温度調節が働きません。高温のお湯が出る設備なので、やけどの危険もあります。
センサーで操作するタッチレス水栓は、電磁弁や制御ユニットを含む電気製品です。水が止まらない場合も、原因がセンサーなのか内部部品なのかは外から判断できません。
LIXILは、センサーに手をかざしても止まらない、レバーハンドルを閉じないと止まらないといった症状について、内部部品が破損している可能性があるとして取付店や修理受付センターへの依頼を求めています。本体にガタツキがあるまま使うと配管に負担がかかり水漏れの原因になるため、年に2回以上は確認してほしいとも呼びかけています。
交換部品を間違えないためのメーカーと型番の調べ方
部品を買いに行く前に、メーカー名と製品型番を必ず控えてください。蛇口にはTOTO、LIXIL・INAX、KVK、SANEI、カクダイといったメーカー名やロゴが表示されています。
型番のラベルは、次のあたりに貼られています。
- 蛇口本体の根元、または裏側
- 吐水パイプの下面やレバーの下
- 壁付水栓なら本体の下側
- シンク下に伸びているホースや接続部
見つからない場合は、蛇口全体の写真、レバーの形、取付穴の数、壁付か台付か、設置時期を控えておきましょう。これだけあれば、メーカーの窓口や修理業者が型番を絞り込めます。
古い蛇口では、そもそも部品が手に入らないこともあります。TOTOは水栓金具の補修用性能部品について、最低保有期間を生産終了後10年としており、この期間を過ぎると修理できない場合があるとして、取り替えの検討を促しています。
自分で直せる水漏れと、無理をしてはいけない水漏れ

蛇口の修理は、条件がそろえば自分でもできます。逆に、条件を欠いたまま進めると被害が広がります。数千円の部品代で済んだはずが、給水管の補修工事に発展することもあります。
判断の分かれ目は、作業が難しいかどうかではありません。確実に水を止められるか。適合部品が分かっているか。途中で元に戻せるか。この3点です。
もう一つ、メーカー保証の観点も忘れないでください。利用者の判断で部品を交換した場合は補償の対象外になると明記しているメーカーもあります。
自分で対応しやすい修理と用意しておきたい道具
取り組みやすいのは、単水栓のケレップ交換、ハンドル下の三角パッキン交換、吐水パイプ根元のUパッキン交換、シャワーヘッド接続部のパッキン交換、そして明らかに緩んだナットの締め直しです。
道具は作業内容に応じて用意します。
| 道具 | 用途と注意点 |
| モンキーレンチ | ナットの着脱に使う。開口幅を合わせないと角をつぶす |
| ウォーターポンププライヤー | 太いナットをつかむ。布を挟んで傷を防ぐ |
| プラス・マイナスドライバー | ハンドル固定ネジや止水栓の操作に使う |
| ピンセット | 内部の小さなパッキンを取り出す |
| タオル・バケツ | 残った水を受け、工具による傷も防ぐ |
| スマートフォン | 分解前の状態と部品の向きを撮影する |
意外と効くのが最後の撮影です。外した順番や部品の向きが分からなくなると、組み立てで手が止まります。工程ごとに一枚撮っておくだけで、元に戻せる確率が大きく変わります。
パッキン交換の基本手順と、修理後に必ず確認すること
単水栓の吐水口からの漏れを例に、ケレップ交換の流れを見ていきます。
- 止水栓か元栓を閉め、蛇口を開いて水が出ないことを確認する
- 部品の落下を防ぐため、排水口にふたをする
- ハンドル上部のカラービスを外し、ハンドルを取り外す
- キャップナットを緩め、スピンドルを抜き取る
- ピンセットで古いケレップを取り出す
- 適合する新品を入れ、外した逆の順で組み立てる
- 止水栓を少しずつ開き、蛇口を数回開閉して確認する
部品選びの目安として、一般家庭の水栓は呼び13と呼ばれるサイズがほとんどです。ひとまわり大きい呼び20は業務用として使われることが多いとされています。。とはいえ製品差があるため、適合は必ず確認してください。
作業後の点検は、水が出た時点では終わりません。作業箇所と他の接続部、水側とお湯側の両方、レバーの動きと止水、そしてシンク下の状態を順に見ます。低い水圧では漏れず、通常の水量に戻した途端に漏れ出すこともあるため、30分後と翌日にも確認しておくと安心です。
途中でも作業を中止したほうがよいサイン
作業を始めたあとでも、次の状態に気づいたらそこで手を止めてください。無理に進めるほど、元に戻すのが難しくなります。
- ナットや部品が固着し、体重をかけないと動かない
- ナットを回すと蛇口本体まで一緒に回る
- 壁付蛇口を回すと、壁の中の配管まで動く
- 蛇口や配管にサビ、緑青、ひび割れがある
- 型番が分からず、適合部品を特定できない
- 部品を交換しても止まらない、別の場所から漏れ始めた
固着した部品を力任せに外そうとすれば、給水管の接続部やホースを傷めます。壁の中で配管が破損すれば、壁や床を開ける工事になります。
KVKも、修理技術者以外は水栓本体の内部を分解しないよう求めており、内部のメンテナンスは修理受付センターか専門の水道業者へ相談してほしいと案内しています。止水さえできていれば、水漏れがそれ以上進むことはありません。迷った時点で手を止めるほうが、結果的に早く安く収まります。
賃貸や分譲マンションで漏れたときの連絡の順番
賃貸住宅の蛇口は入居者の持ち物ではありません。自分で直す前に連絡してください。
手順としては、まず止水と拭き取りを済ませ、状況を写真や動画で記録します。そのうえで管理会社や貸主、契約している24時間サポート窓口へ連絡します。
国民生活センターも、賃貸住宅の使用に必要な修繕は原則として貸主側に義務があり、無断で修繕を行うと退去精算の際にトラブルになる可能性があると注意を促しています。費用の負担先は契約内容と故障の原因で変わり、パッキンなどの小修繕を借主負担とする特約が付いている契約もあります。
分譲マンションの場合は、専有部分か共用部分かで連絡先も負担も変わります。まず管理会社へ連絡し、階下への影響がないか確認してもらいましょう。
蛇口の水漏れでよくある質問

蛇口を強く締めればポタポタは止まりますか?
一時的には止まりますが、続けるのはおすすめできません。
強く締めれば、劣化したゴムが押しつぶされてすき間は塞がります。しかしその力はケレップやパッキンへの負担になり、変形や摩耗を早めます。結果として漏れる量が増え、やがて締めても止まらなくなります。ハンドルが妙に重くなってきたら、その兆候です。
通常の力で閉めきっても水滴が落ちるなら、部品交換の時期です。
勢いよく閉める操作にも注意してください。水の流れを急に止めると圧力が高まり、ウォーターハンマーと呼ばれる衝撃が起こります。KVKの取扱説明書にも、急な操作は配管からの漏水につながり家財を濡らすおそれがあると記されています。ゆっくり閉める習慣が、蛇口と配管の両方を守ります。
パッキンはどの蛇口でも同じものが使えますか?
同じではありません。サイズ、形、厚み、取り付ける向きがそれぞれ決まっています。
一般家庭の水栓は呼び13が大半とはいえ、ひとまわり大きい呼び20の製品もあります。同じ呼び径でも、コマの直径や形が異なる場合があり、単水栓用の汎用品がそのまま使えるとは限りません。
シングルレバー混合水栓のカートリッジは、さらに互換性が限られます。同じメーカーでもシリーズや製造時期で形状が変わるため、メーカー側もカタログでの選定を前提としています。
古いパッキンを外して店に持参する方法もありますが、変形していると本来の寸法が分かりません。分解したまま買い物に出れば、その間は水も使えなくなります。型番から適合品をたどるほうが確実です。
止水栓を閉めても水が止まらないときはどうすればよいですか?
まず住宅全体の元栓を閉めてください。止水栓が閉まりきっていない、止水栓自体が壊れている、別系統から水が来ているといった原因が考えられます。
元栓を閉めてもしばらく水が出るのは、配管に残った水が排出されているためです。蛇口を開いて残った水を抜いてください。それでも勢いが変わらないまま出続けるなら、元栓が閉まりきっていない可能性があります。
止水できない状態で蛇口を分解するのは危険です。部品を外した瞬間に水が噴き出し、被害が一気に広がります。ここまで来たら自力での対応は打ち切り、水道修理業者へ連絡してください。
なお東京都水道局は、宅地内の水道メーターから蛇口までの漏水修理は利用者の負担にあたるとして、水道工事店へ依頼するよう案内しています。
賃貸の蛇口を自分で修理してもよいですか?
先に管理会社または貸主へ連絡してください。
賃貸住宅の設備は貸主の所有物であり、修繕は原則として貸主側の義務です。良かれと思って交換した場合でも、指定の方法や業者でなければ認められず、原状回復の費用を求められることがあります。入居時の契約書に、水まわりのトラブル時の連絡先が記載されていることも多くあります。
分解の途中で部品を壊せば、経年劣化ではなく入居者の過失と判断される可能性も出てきます。ナットを軽く締め直す程度でも、事前に一報を入れておくほうが安全です。
夜間や休日で連絡がつかないときは、止水栓か元栓を閉めて被害の拡大を防ぎ、状況を撮影しておきます。緊急で業者を呼ぶ場合は、連絡した記録と領収書を残しておくと、後日の精算がスムーズに進みます。
まとめ|蛇口の水漏れは、止水と原因の見極めから
蛇口の水漏れは、内部のパッキンやカートリッジが少しずつすり減って起こるものが大半です。吐水口、ハンドルの根元、パイプの付け根、壁との接続部。漏れている場所を確かめれば、原因はかなり絞り込めます。
自分で直すなら、必ず水を止めてから、メーカーと型番に合う部品を用意してください。部品が固着している、本体が一緒に回る、配管にサビが出ている。そんなときは無理に続けないことが、被害を最小限に抑える判断になります。
止水さえできていれば、水漏れがそれ以上進むことはありません。迷ったら専門業者にご相談ください。水道レスキューPROでは、蛇口の水漏れをはじめとする水回りのトラブルについて、24時間365日ご相談を受け付けています。
